昭和28年に創業した有田焼の窯元です。
田園風景を見下ろす小高い丘にある工場には有田焼で唯一の「トンネル窯」があり、400年の有田焼の歴史に残る「蛍手(ほたるで)」「手捻り(てびねり)」「プラチナ牡丹」というロングセラー商品を生み出しました。この技術を次世代に引き継ぐとともに、日常生活を上質なものにする「こだわり」のある焼き物を作って参ります。
昭和22年 | 中島敬司(初代)、有田町白川の地にて窯を開く |
昭和28年 | 中島政司(二代)、窯を会社組織とし代表に就任 |
昭和40年~ | 「蛍手」を開発・生産(平成15年生産中止) |
昭和42年 | 窯元10社共同で有田焼工業協同組合を設立、山内町に移転 有田焼初のトンネル窯を導入 |
昭和55年~ | 「手捻り」を開発・生産 |
昭和61年 | 中島政司 藍綬褒章授章 |
平成6年 | 自社生地工場を山内町 狩立に増設 |
平成8年~ | 「プラチナ牡丹」を開発・生産 |
平成10年 | 中島正敏(三代)、代表に就任 |
平成28年 | 自社ブランド「ceramic mimic fabric」を開発・生産 |
布のような器
極上の亜麻(リネン)に
頰ずりしたような、心地よさ。
洗い込んだリネンを風になびかせた時の
あの風合いを器に写しとりました。
これは、佐賀県有田の窯元「文山」に伝わる
伝統技法の「てびねり」を現代に進化させたもの。有田焼400年の歴史を超えて誕生した
「布の真似をした磁器」という意味の
「ceramic mimic fabric」というブランドです。
てびねり
当窯に代々伝わる「てびねり」製法は昭和初期に誕生したもの。亜麻の布を使って生地を” たたきしめる“ことでできる「布なり」のシワ感が特徴です。
軽くて、薄い
磁器とは思えない薄さと軽さを実現しました。一般的な食器と比べると重さは約半分。 透けるほどの薄さと、日常に使用できる強度を兼ね備えています。
まろやかにひんやり
まろやかにひんやり
布目の「シワ」による風合いと薄い磁器の質感で、キンキンに冷やした飲み物もガラスや金属とは異なるやわらかな冷たさを唇や指先に伝えます。
手仕事
大量生産の時代だからこそ、手仕事にこだわりたい。素材の風合いを引き出す技術を継承 していきたい。私たちはそう思いながら作陶しています。